
会長挨拶(令和6年5月 第50回通常総会挨拶より)
一般社団法人京都電業協会
会 長 進 藤 久 和
本日は、会員の皆様におかれましては、お忙しい中、京都電業協会第50回通常総会に多数ご出席をいただきまして誠にありがとうございます。また平素は当協会の運営に格別なご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨今の情勢は、コロナ禍の間に縮小してしまった世の中の仕組を再構築する時代に入り、価値観が大きく様変わりしようとしています。ITの進化もあって、コロナ禍の間に人と人が対面でふれあうことが減少し、人が介在しなくても成立する環境が構築されてきましたが、結果として需要の急拡大に対応しきれなくなっているのが今の状況ではないでしょうか。
私達の業界にあっても時間外労働の上限規制が本年度から開始され、働き方そのものを変えていく必要に迫られています。人口減少に伴い、どの業界であっても人手不足の解消は重要課題であると考えられます。その中にあって、私達の業界が生き残るためには、魅力ある業界づくりが欠かせないはずです。
各企業が魅力ある職場づくりを目指すことはもちろん必要ですが、業界団体として、業界の発展・電気技術者の地位向上を目指す当協会の果たさなくてはならない役割は、
従来にも増して大きくなっていると感じます。
そのような課題を解決すべく、令和5年度より外部の先生に顧問に就任頂き、ご助言・ご指導をいただくことといたしました。
京都府議会議員・議長の石田宗久先生並びに京都市会議員・元議長の田中明秀先生のお二方でございます。先生方は他業種の業界団体の顧問もなさっておられますので、広い視野から当協会にアドバイスをいただくようお願いしているところでございます。
また本年度は協会創設50周年の節目の年であります。歴代の諸先輩の皆様が築いてこられた活動を振り返り、これから先の業界のあるべき姿を研究していく予定でございます。昨年度は、新事業創出特別委員会を立ち上げ、研究を開始いたしました。行政の皆様からも大変関心を持っていただいているところでございます。
最後になりましたが、後程ご説明いたしますが、長年の課題であった財政再建の問題については、2年連続で黒字化を達成することができ、将来的な財政基盤回復のめどが立ってきました。これもひとえに会員の皆様のご協力と、役員・事務局の皆様の献身的なご努力のたまものと感謝申し上げます。引き続き皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
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